ますます複雑化するIT環境において、IT資産のコントロールの重要性は高まっています。 IT資産のスコープは、PC やサーバといったハードから、ソフトウェア契約、クラウド契約など広範囲であり、ハイブリッド・クラウド、マルチ・クラウド環境を構成する CI (構成アイテム)と、CI 間の関係性を見える化し、コントロールしなければ、構成管理、変更管理、コスト配布などを効率的、効果的に実施することは不可能です。 クラウドとはサービスモデルであり、サービス管理の参照モデルである ITIL を大手組織は参照していますが、様々な機能やプロセスが部分最適のレベルでたくさんのサイロができているのが現状です。 部分最適のレベルから、次の全体最適へとレベルアップするためには、CMS(構成管理システム)を構成する CMDB と 、SAM や ITAM を目的とする特化型 CMDB の連携、統合を念頭に無駄のないシステム連携を実現するためのプロセスやロードマップが不可欠となります。
【 IT資産管理 業務プロセス アセスメント サービス 】
IT資産管理やソフトウェアライセンス契約のコントロールを目的とした業務プロセスが、組織の戦略、目的、目標などを正しく捉え、ソフトウェアライセンス契約などを含む契約情報を網羅したIT資産管理の取り組みを国際標準であるISOやITIL、IBPL に照らし合わせて業務プロセスが設計されているかをアセスメントします。 アウトソーシング先の業務プロセスを含めて客観的に評価することが可能です。
【 IT資産管理 顧問コンサルテーション サービス 】
資産管理ツール、インベントリ、ソフトウェアライセンス管理、構成管理DB など、管理担当や業務プロセスが分断してしまうと、効果的、効率的な統合管理の実現は困難になります。全体最適を目標にし、構成管理との連携を考慮し、ソフトウェアライセンス契約などを含む契約情報をたな卸し、レビューし、業務プロセス全体の関係性が分かるようアセスメントし、段階的な教育を実施し、担当者のケイパビリティを育成します。
【SLAM : Software License Agreement Management 講習 】
SLAM(ソフトウェアライセンス契約管理)は、国際IT資産管理者協会が開発したデジタルビ ジネス時代の商用ソフトウェアライセンスやクラウドサービスを管理するために、契約管理 を学習するコースです。 デジタルビジネス時代の環境を考慮し、サービスバリューチェーンを構成するベン ダーを対象にベンダーマネジメントを実施する組織にとって、体制、プロセス、パートナーを 設計する際に必要となる、正しい知識を学習できる構成となっています。 SLAM のコンテンツは、組織の部門横断的に存在するステークホルダーとの共通のビジョンを 設定したり、取り組みの重要性の共通認識を構築できるような設計になっています。 また、アセスメント、現行の調達業務プロセスのたな卸し、業務プロセス改善のための “ToBe” モデルの設定、体制構築に必要となるVMO、ベンダーマネージャの役割と責任の定義、 などを網羅しています。社内で設計する際のテンプレートとして、あるいは、アウトソースす る際の評価基準として、また、アウトソースする際のRFP のベースとしても幅広く利用がで きるようなコンテンツとなっています。
※ SLAM 講習の受講について、詳しくは: https://www.spectrum.co.jp/usilis/slam.html