M3入門との連続性:「使う」から「構築する」へ
SLAMパートナーとして顧客支援の品質を高めるには、AIプレイブックを使えるだけでなく、その中核である知識ベースを自分で組み立てられることが重要です。M2・M3とM3 Advancedは、それぞれ異なる段階の能力を担います。
M2(Phase 1)
ベンダー別ライセンス体系
ベンダーライセンスの「内容」を知る。Oracle・IBM・VMware等の条項・落とし穴・交渉ポイントを習得。
M3 入門(Phase 1)
AIプレイブック入門
AIプレイブックの「使い方」を学ぶ。ITAMSが構築した知識ベースへのアクセス・活用方法を習得。
M3 Advanced(アドオン)
ベンダーライセンス・インテリジェンス構築
知識ベースの「構築・維持」を習得。任意のベンダーに対してゼロから一次情報台帳・KB・実務ガイドを組み立てられる。
なぜKB構築能力が必要か
顧客が抱えるベンダーはOracle・IBM以外にも多数ある
ITAMSが月次更新するKBは主要ベンダーをカバーしていますが、パートナーの顧客環境ではCitrix・Adobe・Autodesk・ServiceNow等、顧客固有のベンダーへの対応が求められます。それらのベンダーに対して自力でKBを構築できる能力が、提供できる支援の幅を決めます。
「根拠なき回答」は信頼を失う。一次情報の裏付けが顧客を守る
ベンダーのブログ・営業資料・古い解説記事に基づく回答は、監査・契約更新時に問題を引き起こします。L1〜L4の根拠レベルで格付けされた一次情報台帳に基づく回答は、顧客への説明責任を支えます。
KB構築能力そのものが、Phase 3での真の差別化になる
Phase 3のパートナー契約では「AIプレイブック最新版へのアクセス」がITAMSへの永続的依存領域として設計されています。M3 Advancedを修了したパートナーは、ITAMSのKBを補完する形で自社の顧客特化型KBを構築・運用でき、顧客への提供価値が大きく高まります。
GEN-Phase メソドロジー
M3 Advancedで習得するGEN-Phase(General Evidence & Notation Phase)メソドロジーは、ベンダー公式一次情報を収集・検証・格付けし、知識ベースと実務ガイドへ変換する6段階のプロセスです。「広範に調査するAI」と「精密に検証するAI」が互いを独立検証する収束型デュアルAI方式を採用することで、単一AIでは生じる誤謬・漏れを品質ゲートで排除します。
収束型デュアルAI調査フロー ── Phase 0 → 4
Phase 0
一次情報収集・KB登録
ベンダー公式サイトから契約書・EULA・製品仕様・価格文書を収集。L1〜L4で格付けし、知識ベースに登録。
Phase 1
広範初期調査
網羅性優先でライセンス体系・計測ルール・監査リスクの初期情報マップを作成。URLと要確認事項をリストアップ。
Phase 2A
一次情報精密検証
URLに直接アクセスし内容を確認。ファクトに「確認済(L1〜L4)」「不一致」「要確認」ラベルを付与。
Phase 2B
深掘り調査・評価
12項目の評価フレームワークで網羅性を検証。一次情報台帳・ドラフト構成・演習シナリオを作成。
Phase 3 ★核心
独立検証・収束判定
別のAIが4視点(精度・網羅性・実用性・ギャップ)で独立検証。「収束」なら次へ、「重大指摘あり」なら2A/2Bへ差し戻し。
Phase 4
実務ガイド生成
全フェーズ成果物を統合し、ベンダーマネージャが現場で使える実務ガイド(.docx)を生成。9章+付録構成。
⟲ 収束ループ:Phase 3で重大な新規指摘が検出された場合、Phase 2A/2Bへ差し戻して修正後、再度Phase 3で検証します。「新たな重大指摘なし」の収束判定が出るまでこのループを繰り返すことで品質を段階的に高めます。同一のAIが自分の成果物を検証すると見落としが生じるため、異なるAIによる独立検証がこのメソドロジーの品質保証の核心です。
断定には、必ず根拠を持たせる ── L1〜L4 根拠レベル
すべての情報が同じ重みを持つわけではありません。GEN-Phaseでは、収集した文書を4つの根拠レベルで格付けし、価格・権利・例外・監査条件を扱う際は必ずL1またはL2の根拠と確認日を紐づけます。
| レベル | 文書種別 | 実務上の扱い |
|---|---|---|
| L1 | 契約書 / EULA / Product Terms / Program Terms | 法的拘束力あり。判断根拠として最優先。 |
| L2 | 技術文書 / 製品仕様 / 管理ガイド / 公式ドキュメント | 使用条件・計測条件・構成条件の確認に使用。 |
| L3 | 価格ページ / 購入ページ / SKU情報 | コスト・提供条件・購入可否の確認に使用。 |
| L4 | ブログ / FAQ / 外部解説 / 営業資料 | 補助情報として活用。単独では断定根拠にしない。 |
台帳への登録時に「ソースURL・確認日・文書種別・根拠レベル・対象製品」を必須フィールドとして管理することで、監査時の根拠提示や定期的な差分確認が可能になります。
完成する成果物
一次情報台帳(Excel:Source_Mapping)
ベンダー公式文書のURL・確認日・文書種別・根拠レベル・対象製品を体系的に整理したExcel台帳。契約文書の階層と優先順位マトリクス、製品→ライセンス文書のマッピングを含む。監査対応・差分確認の起点として機能。
知識ベース(ベンダー別ノートブック)
1ベンダー = 1ノートブックで管理。確定した一次情報(WebURL+PDF)を格納し、根拠付きQ&A・ドキュメント検索に活用可能な状態へ整備。版・確認日を管理情報として記録。ITAMSのAIプレイブック「柱②」と同一の構造で構築するため、パートナーはそのまま顧客向けサービスに転用できる。
実務ガイド(.docx:9章+付録3本)
Phase 4で生成する、ベンダーマネージャが現場で使える実務ガイド。契約文書体系・ライセンスメトリック・仮想化/クラウド条件・ELP管理・監査対応プレイブック・ガバナンスと最適化等、12項目評価フレームワーク全充足を目標に構成。付録として一次情報台帳・演習シナリオ・チェックリストを収録。
適用実績
GEN-Phaseメソドロジーは複数の主要ソフトウェアベンダーで既に実施済みです。
3社
主要ソフトウェアベンダーで
4フェーズ完走実施済み
61件
一社あたり最大
61件の一次情報台帳を構築
12/12
評価フレームワーク
12項目全充足達成
Phase 3の独立検証(収束ループ)は、平均1〜2回のループで収束し、単一AIでは見落とされていた重大な誤表現・未記載情報を特定・修正しました。収束ループを経ることで、最終版の品質は初稿と比較して大幅に向上することが実証されています。
M3 Advanced モジュール詳細
Phase 1受講中に並行実施するアドオン形式 / 追加3〜4セッション(対象ベンダー数による)
カリキュラム構成
1ベンダーを対象としたPhase 0〜4完走実習メソドロジー設計とPhase 0実習
対象ベンダーの選定・調査スコープの定義。一次情報の収集・根拠レベルの格付け・知識ベースへの初期登録を実施。L1〜L4の格付け判断基準を体得する。
Phase 1〜2A実習:広範調査と一次情報精密検証
デュアルAIの役割分担と使い分けを体験。初期情報マップの作成・URLへの直接アクセスによる検証・「確認済/不一致/要確認」ラベリングを実施。一次情報台帳(Excel)の初版を作成。
Phase 2B〜3実習:12項目評価と収束ループ体験
12項目評価フレームワークによる網羅性確認。独立検証AIによるPhase 3実施・収束判定の体験。差し戻し・修正・再収束のループを通じて「重大指摘なし」の状態を実現する。
Phase 4実習:実務ガイド生成と運用設計
収束済み成果物から実務ガイド(.docx)を生成。完成した台帳・知識ベース・実務ガイドの品質確認。自社向けGEN-Phase運用マニュアルの作成。定期的な差分確認・更新運用の設計。
| 実施形式 | Phase 1の週次セッションに加えて、M3 Advanced専用セッションを並行実施(リモート) |
|---|---|
| 前提条件 | Phase 1受講中であること。M3「AIプレイブック入門」のセッションを先行して受講していること |
| 対象ベンダー数 | 1ベンダーを対象として4フェーズを完走。追加ベンダーへの展開は修了後にパートナーが自走 |
| 修了アウトプット |
① 選定ベンダーの一次情報台帳(完成版) ② 知識ベース(ノートブック完成版) ③ 実務ガイド初版(.docx) ④ GEN-Phase自社運用マニュアル(チェックリスト・判断基準含む) |
料金
| 項目 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| Phase 1(基本) | ¥3,000,000 | 3ヶ月固定。全12セッション(M1〜M6) |
| M3 Advanced(アドオン) | ¥500,000〜 追加費用 |
対象ベンダー数・セッション構成により変動。Phase 1契約時に同時申し込みの場合、スコープを調整した上で個別見積もりを提示。 |
※すべての料金は税別です。M3 Advancedはリモートセッション対応。詳細はお問い合わせください。
次のステップ
初回相談(無料・1時間)
Phase 1への参加意向とM3 Advancedの追加希望を確認します。対象ベンダーの候補・顧客環境のご状況をお聞きし、M3 Advancedのスコープを調整します。
スコープ確認・見積もり提示
対象ベンダーの選定・追加セッション数・日程を確認し、M3 Advancedのアドオン費用を含む個別見積もりを提示します。
契約締結・Phase 1開始
準委任契約締結後、Phase 1の週次セッションスケジュールを確定。M3 Advancedセッションは、M3入門(M3基礎)修了後から並行開始します。
M3 Advancedセッション完走・成果物納品
Phase 0〜4を完走し、一次情報台帳・知識ベース・実務ガイド初版・自社向け運用マニュアルを修了アウトプットとして納品します。以降の追加ベンダーへの展開はパートナーが自走で実施できます。
ベンダーのライセンス条件を、自分で根拠から組み立てられるパートナーへ。
GEN-Phaseメソドロジーを習得し、どのベンダーにも対応できるライセンス・インテリジェンス構築能力を身につける。Phase 1受講時にアドオンとして申し込めます。
2営業日以内に代表コンサルタントが直接ご返信します