オンプレ、プライベートクラウド、専用プライベートクラウド、パブリッククラウド、マルチクラウドと、IT環境はますます複雑化しています。複雑化したIT環境をコントロールし、デジタルビジネスに向かう組織にとって競争力のある IT 環境を提供できる IT 部門のガバナンスの能力が強く求められています。
しかし、組織やシステムなどのサイロ化により、部分最適の繰り返しで、全体最適に手が出せず、増加する契約数とメッシュ化する環境の複雑性を紐解くことに手をこまねいて傍観せざるを得ない状況の IT 部門も、残念ながら日本では数多く見受けられます。
「契約統合も、IT環境のガバナンスも日本ではコントロールできないので、全て欧米の IT 部門に任せてしまおう」などという声も高まってきている中、このままいけば、日本は IT 空洞化が進むだけという状況になるでしょう。
部分最適ではなく、よりIT 環境全体、あるいは、組織のニーズや戦略をとらえた IT 部門のガバナンス能力のあり方を真剣に考える時期ではないでしょうか?
IT資産管理は、セキュリティやコンプライアンス、コスト削減といった短期的な目的だけではなく、全体最適化の礎として、デジタルビジネスに必要なサービスブローカリング能力の基礎体力として不可欠な能力です。
私も IAITAM 日本支部の創立時から訴えてきましたが「木を見て森を見ず」では全体最適を目標とするコントロールは不可能です。では、どのように取り組むべきでしょうか? そんな課題に正面から取り組んでいる 伊藤理事 にホワイトペーパーの執筆をお願いしました。
是非、ご一読ください。
国際IT資産管理者協会
日本支部長 武内 烈
【ホワイトペーパーをダウンロード】
http://files.iaitam.jp/2018_ServiceAssetsAndITAM.pdf